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カトリック京都司教区

みことばを聴くこと



わたしたちは聖書の言葉を「今いる場から出て行き、自分の生き方を変えよ」という勧告として考えがちです。しかしみことばの持つ力が充分に発揮されるのは、それを聞いたのち、それをどう生活に適用するかではありません。

それを聴いているときに、そこに、備わる聖なる働きによって、わたしたちが変えられることにあります。








ヘンリ・ナウエン ナウエンと読む福音書



わたしたちは聖書を読むとき、そこから何かキリスト教の教えやわたしたちへの勧告や要請、道徳を読み取ろうとします。しかし、聖書は神のみ言葉であって、わたしたちに何かを命令したり、わたしたちに何かを教えこむものではないのです。そうではなく、聖書を通して語られる言葉の底に流れている、わたしに呼びかけられているイエスさまの救いのことばに耳を傾けることではないでしょうか。わたしたちは聖書の読み方を見直してみてもいいのかもしれません。

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